プログラム 〇研修会内容
大会1日目
1.オープニング 社会福祉法人いわみ福祉会 芸能クラブ 石見神楽
八百万の神が集う出雲の地で、社会福祉法人いわみ福祉会 芸能クラブに石見神楽を舞い、演じて頂きます。
芸能クラブの熱演を通じて、島根の伝統芸能である石見神楽をぜひご堪能ください。
2.開会
3.特別講演 (講師)毎日新聞社客員編集委員 野澤和弘氏
毎日新聞社でいじめ、ひきこもり、児童虐待、障害者虐待などを長年報道されてきた野澤和弘氏に障害のある方の人権、差別解消法等の観点も含めて、障害のある人もない人も暮らしやすい地域についてともに考え、2日目の大会内容を基調する内容としたいと考えています。
(座長)高橋幸男氏(エスポアール出雲クリニック院長)
4.D-1グランプリ
各「デイケア(Day care)」の魅力を「動画(Douga)」につめ込んで頂き、そのアピール力No.1を決定しようという企画です。
大会2日目
1.一般演題
- 演題募集テーマ
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A:就労支援について考える ~当事者との協働、他職種間・他機関との連携~
障がいのあるなしに関わらず、人は自分の生活を設計し自己実現を図っていくために、仕事に就くことはリカバリーの観点からも重要です。医療機関が就労を支援するためには、地域の様々な機関との連携も大事ですが、当事者との関係性や協働も欠かせません。また、職場との関わりも大事になってきます。就労支援の取り組みや事例を通して、当事者との協働で感じたこと、他機関や職場等、様々な領域の人達と連携の工夫や苦労、悩み、課題提起等をご報告頂き、学びを深め合いたいと考えています。B:高齢障害者等への支援における介護保険サービス等の領域と精神科診療所の関わりについて考える
私たちは当事者が安心して自分らしい暮らしをすることができるよう、地域での生活を多職種の連携で支えていますが、その中で当事者の中には加齢に伴って介護保険サービスを利用する人が増えてきています。さらには、高齢者と障害児者が同一の事業所でサービスを受けやすくするため共生型サービスが位置付けられるなど、障害福祉サービスだけでなく、介護保険サービスと精神科診療所との接点は今後ますます増えていきます。高齢障害者等への支援における介護保険サービス等の領域と精神科診療所の関わりについて、連携の工夫や苦労、悩み、課題提起等を取り組みや事例などを通してご報告頂き、学びを深め合いたいと考えています。
(座長)細田眞司氏(細田クリニック院長)、黒松慶樹氏(セカンド・サロンえるだー管理者)
2.ランチョンセミナー 春雨や落雷のお達者落語会(講師)春雨や 落雷氏
島根県松江市在住の医師で、日本笑い学会会員笑い療法士でもある春雨や落雷氏は、ご自身の整形形成外科医院を後進にゆずった後、“古典落語”と“いきいき医学講話”の二部構成からなる“お達者落語会”を主宰されています。
NHKラジオ深夜便出演歴をはじめ、現在も山陰放送コメンテーターなどをつとめておられる春雨や落雷氏に笑いの不思議な力について面白おかしく語って頂きます。
3.シンポジウム ~ともに暮らす文化づくり~
- (シンポジスト予定)
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- 長野 敏宏 氏(公益財団法人正光会 御荘診療所所長)
- 長谷川 直実 氏(医療法人社団ほっとステーション 大通公園メンタルクリニック院長)
- 高橋 幸男 氏(医療法人エスポアール出雲クリニック院長)
- 目次 孝之氏(社会福祉法人桑友 虹の工房まるべりー ピアスタッフ)
- 石飛 智朗 氏(社会福祉法人きづき会 特別養護老人ホームみせんの里施設長)
「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会報告書(令和3年3月18日)」において、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムは、精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らすことができるよう、重層的な連携による支援体制を構築する」こととされています。
その基本的な考え方や実践は、「「地域共生社会」を実現するための「システム」「仕組み」と解され、地域共生社会の実現に向かっていく上では欠かせないもの、重層的な連携による支援体制とは精神障害を有する方等一人ひとりの「本人の困りごと等」に寄り添い、本人の意思が尊重されるよう情報提供等やマネジメントを行い、適切な支援を可能とする体制(一部改変して引用)」とされています。
地域共生社会を目指し、人と人とのつながりを大切にする中で、ともに暮らすとはどういうことでしょうか?そのために、地域の精神医療を担う我々が出来ることは何でしょうか?
個別ケースで考えた場合、本人と支援者の関係性が問われる他、支援者が自らを振り返り、葛藤しながらも自らを高めていく姿勢・資性は欠かせません。しかし、総じてみると、1人の支援者、1つの医療機関だけでは解決できないことが多く存在するため、地域の様々な支援者との連携は不可欠で、当事者・ピアサポーター、家族との協働も重要となります。
当シンポジウムでは、「ともに暮らす文化づくり」をテーマとし、様々な領域で実践活動を展開されている方々にご発表頂き、参加者の皆様とも意見を交換しながら、視座を高めることで新しい発見や刺激が多くもたらされるような機会にしたいと考えています。
(座長)塩飽邦憲氏(島根大学名誉教授)